2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

あんぱん

生きる歓び (角川文庫)作者: 橋本治,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2001/02/22メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (18件) を見る 彼女はあんぱんの半分を口許へ運んで、そしてそれを一口齧った。 口の中には、不…

あられちゃーん!

ペンギン村に陽は落ちて作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 1989/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る

超越の欲望に対する萎縮

小説の未来作者: 加藤典洋出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2004/01/17メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見る …そんなうぶな危なっかしい、稚拙な物語では、ダメだよ、すぐに夢が潰えさるよ、と言うのではなく、それはうぶで…

野球「小説」

優雅で感傷的な日本野球作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1988/04メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (9件) を見る

長い引用

文学じゃないかもしれない症候群 (朝日文芸文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1995/09メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見る 考えるということは、たとえば、「どもる」ということによく似ているのです。…

脈略のない記憶

悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 (982))作者: 森達也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/11/18メディア: 新書購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (107件) を見る血まみれのままニヤニヤと笑う、グレート…

活字が読めない

DOORアーティスト: 銀杏BOYZ,峯田和伸出版社/メーカー: UK.PROJECT発売日: 2005/01/15メディア: CD購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (316件) を見るさよならストレンジャーアーティスト: くるり出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発…

何か書こうと思ったのだけど

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)作者: 高橋源一郎,加藤典洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/04/10メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 168回この商品を含むブログ (181件) を見るジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)作者: 高橋源一郎,…

別になんだっていいじゃないか、面白ければ。(p.67)

あ・だ・る・と (集英社文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/01/18メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る源一郎にとっての転換点であるらしい。これ以降の、つまり「転換」後の小説(単行本化済)は全て読み…

大きすぎる問い。

性交と恋愛にまつわるいくつかの物語作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (49件) を見る丸腰で源一郎の小説を読むのは無謀だったのかもしれないと思った。眉間にしわ…

続・森達也の魅力について。

「現代思想」3月号の吉岡忍と森達也の文章を読む。テーマは、放送・メディアの公共性。僕は吉岡さんのことも好きだけど、少なくとも今回のインタヴューでは、森さんのユニークさに比べると、面白みにかける。吉岡さんは、放送の公共性とは何か、どうやって…

世界の秘密を知っちゃったら、人はどうすると思う?

7テレビジョン・コマーシャルズ [DVD]アーティスト: レディオヘッド出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2003/11/27メディア: DVD クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見る大爆笑。 僕は、トムの幸せそうな笑顔が好きだ。

よい先生・よい批評家

言語表現法講義 (岩波テキストブックス)作者: 加藤典洋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/10/08メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 96回この商品を含むブログ (50件) を見る ぼく かえる みつけた。 しみそう。 くさのところへ いきました。 本書の中…

みんな高橋源一郎を読めっ!

官能小説家作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2002/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (16件) を見る何か大きな勘違いをしているんじゃないかと自分を疑ってしまうほどに面白かった。これほどまでに真摯な言葉の連な…

久しぶりに考えた気がする。

文学王 (角川文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/03メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見るどんどん読ませる前進力の強い文章もいいけど、一度に数行しか読めない、考えさせる文章もすごくいい。決して難…

自称最高傑作(文庫版解説執筆時現在)

君が代は千代に八千代に作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る鬼畜・悪魔・狂人と形容される、あるいはそのものとして扱われる、全く救いようのない人々を描いた小説は最近多いのでは…

源一郎も川上さんの小説を面白いと思っていると知ったときはうれしかったなぁ

人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔 (朝日文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (34件) を見る僕は源一郎のように本さえあれば何がどうなったってかま…

理由のひとつ

ライヴ・アット・ザ・アストリア [DVD]出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2006/01/25メディア: DVDこの商品を含むブログ (15件) を見る「KID A]でレディオヘッドを知ったので、「the bends」と「Pablo Honey」ではHigh and Dry、Fake Plast…

『ゴヂラ』という名の「小説」、というかたちをした「人生」あるいは「世界」の不可解さ

ゴヂラ作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (14件) を見るここにはいかなる意味も理由もない。ただ、不可解な何かへ向かっていく行為があるだけだ。その「何か」の正体を突き止めた…

小説を小説たらしめるもの

日本文学盛衰史作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/05/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (15件) を見る面白かった。すっごく面白かった。やっぱり僕にはその「面白さ」を言葉で表現することができないけど…