僕にできる最良のことは、(映画「スティーヴィー」を観て)
去年の三月に、森達也のamazon:「ドキュメンタリーは嘘をつく」を読んでからずっと公開を待っていた。山形国際ドキュメンタリー映画祭2003最優秀賞受賞作品。
多面的で深い葛藤に満ちた映画。
ドキュメンタリーの可能性。
被虐の連鎖を断ち切るには。
愛情は人を救いうるのか。
人は変わることができるのか。
数多くの困難かつ、大切な問いを僕は突きつけられた。
自身も主要な被写体であるスティーヴ監督は、劇中でこう語る。
未来はわからない。僕にできる最良のことは、ただ君のそばにいること。
僕にできる最良のことはなんだろうか。
追記:一人でも多くの人がこの映画を見てくれることを願う。