源一郎小説読了

ゴーストバスターズ―冒険小説 (講談社文庫)

ゴーストバスターズ―冒険小説 (講談社文庫)

というわけで、これから何を読んでいこうかいろいろと考えたのだけど、とりあえず、90年以降の小説家たちの作品を読むことにした。以下に名前をあげておく。


阿部和重伊藤比呂美佐藤友哉笙野頼子多和田葉子中原昌也平野啓一郎星野智幸舞城王太郎町田康吉田修一


といったところだろうか。小説・日本語・言葉の未来が見えてくるんじゃないかと思う。
僕が好きな小説家、村上春樹保坂和志川上弘美高橋源一郎に並ぶような作家、作品に出会えることを期待している。


ゴーストバスターズ」について。
とても面白かった。源一郎は、文庫本の最後についてくる「解説」を否定しているけれど、この作品には歌人穂村弘の「解説」が載っている。でもこれって「解説」じゃないんじゃないと思ってしまうような「解説」で、すごく素敵な文章だった。僕もこんなのを書けたらいいなと思う。でも書けないので、読む。くり返し、何度も。