たべることと生きること。たべたことと生きたこと。

白いプラスティックのフォーク―食は自分を作ったか

白いプラスティックのフォーク―食は自分を作ったか

「食」にまつわるいろいろな体験についてのエッセイ。この中に、回想のよすがとしての具体物が書き手の前に置かれている、という状況を含めて書かれた文章がいくつかある。それらを読むとき僕は、片岡義男と一緒に彼の過去を思い出している。そんな感覚を覚えた。